442連隊とは第二次世界大戦に日系二世で編成された、
アメリカ軍史上、最も多くの勲章を受けた部隊のこと。
『442 日系部隊アメリカ史上最強の陸軍』は、
高齢となってしまった442元兵士たちに当時を証言する
というドキュメンタリー映画。
知らないことばかりだった。
2万の連合軍が半年かけても落とすことができなかった
ナチスの最終戦線・ゴシックラインをわずか2千という人数で
この442兵士たちは一夜で落としたという。
その筆紙に尽くし難い壮絶な戦いぶり。
またナチスの最も古い強制収容所である
ダッハウ強制収容所を解放したのはこの442部隊。
アメリカ国内では、敵国日本人ということで、
強制収容された兵士たちがユダヤ人の強制収容所を
解放するという大きな皮肉。
終戦後、トルーマン大統領は
「敵だけでなく、偏見とも戦い、勝ったのだ」と称賛。
大戦時のアメリカ陸軍部隊として最高の殊勲を上げ、
大統領自らが連隊旗に「大統領部隊感状」を貼りつけたのは
合衆国陸軍では初めてのことだったらしい。
さらに当時の総理大臣であった東條英機は、
「アメリカ国民として武士道精神を全うしアメリカのために戦え」
というような発言を残していたという。
これには感動するほかなかった。
隣のおばあさんは最初から最後まで泣きっぱなし。
うるさかったが、思わずもらい泣きしてしまう。
ついこの間、イルカがどうだとかいう
しょうもないドキュメンタリーが話題になったが、
この映画こそがもう少し話題となればいい。
そんなことを願う。
というわけで観る機会があればぜひ。
東京ではまだ上映中。
これから地方巡業があるのかもしれない。
ツタヤでレンタルできるのであればそれでもいい。
ところでこの部隊の壮絶さを語る上で、
死傷率314%という数値が出される。
ひとり3回は死んでいる計算になるのだが、
これはいったいどういう数値だろう?